Q:こんなお悩みを頂きました
「本当は子どもに優しくしたいのに、ついきつく言ってしまう」
「勉強のことになると、強く言いすぎてしまう」
「子どもがやりたいと言ったことを、つい否定してしまう」
そして後から——
「またやってしまった…」
「自分は親としてダメだな」
「私のアドバイスのせいで、あの子の顔が曇った気がする」
A:問題解決は「責めるのをやめること」から始まります
あなたが一生懸命にアドバイスするのは、お子さんの将来を想う「愛」があるからこそ。
でも、その愛がいつの間にか、かつてあなたが親から押し付けられた「物差し」にすり替わっているのかもしれません。
まず必要なのは「直そうとすること」ではなく、
あなた自身の心の癖に気づいてあげることです。
あなたが悪いのではなく、そうなってしまう理由があります。
まず必要なのは
「直そうとすること」ではなく気づいてあげることです
なぜ同じことを繰り返してしまうのか
カウンセリングをしていると、よくこんなお話を聞きます。
・親に否定されて育った
・自分の気持ちを受け止めてもらえなかった
・「こうあるべき」と厳しく育てられた
そういった環境の中で育つと、子どもは無意識に
「こうしないとダメ」
「ちゃんとしなきゃ」
という価値観を身につけていきます。
そして大人になり、親になったとき
かつて自分がされた関わり方を、無意識に繰り返してしまう
これは意識の問題ではなく、
心に残った関わり方の記憶なんです
あるお母さんがこんなことを話してくれました。
子どもが「今日は勉強したくない」と言ったとき、
思わずこう言ってしまったそうです。
「そんなこと言ってたら将来困るよ」
「今やらないとダメでしょ」
言った瞬間、どこかで分かっていたそうです。
「あ、これ自分が言われてきた言葉だ」と
そのお母さんも、子どもの頃
「ちゃんとしなさい」「甘えるな」と言われ続けていました。
本当は
子どもの気持ちを受け止めたかった。
寄り添いたかった。
でも、体が先に反応してしまうのです。
ここで一番大切なことをお伝えします。
「こんな自分じゃダメだ」と思っているあなたは、もう変わり始めています 。
本当に問題なのは
何も感じずに繰り返してしまうこと
でもあなたは
・気づいている
・悩んでいる
・変わりたいと思っている
それだけで、もう十分に一歩進んでいます。
すぐに変えようとしなくて大丈夫です。 まずはこんなふうにしてみてください
子どもに何か言ったあと
「今、どんな気持ちだった?」と自分に聞いてみる。
「私は本当はどう関わりたかった?」と考えてみる。
「さっき言いすぎちゃったね」と一言伝えてみる。
子どもとの関係は、やり直せます。
そして
あなた自身との関係も、やり直せます。
あなたが優しくされてこなかった分、
これから少しずつ
自分にも、子どもにも
やさしさを取り戻していけばいいのです。

