「こんな自分のままで、本当に幸せになれるのかな」
人の顔色ばかり気にしてしまう。
嫌われるのが怖くて、本音が言えない。
いつも誰かを優先して、自分のことは後回し。
そんな毎日が続いていると、幸せになりたいと思いながらも、どこかで諦めてしまうことはありませんか。
でも、私は思っています。
アダルトチルドレンであっても、幸せになれる。
そして、幸せになるために、今の自分を全部変える必要はないのです。
生きづらさがなくならないと、幸せになれない?
「もっと自信が持てたら」
「人の目を気にしなくなったら」
「誰にでもちゃんとNOと言えるようになったら」
そうなれたとき、ようやく幸せになれると思っていませんか。
でも、長い年月をかけて身についた考え方や行動のクセは、簡単には変わりません。
だからといって、それまで幸せを我慢する必要はないのです。
大切なのは、自分の傾向を知り、自分との付き合い方を少しずつ変えていくこと。
これまで自分を苦しめてきた考え方に気づき、別の選択ができるようになる。
その積み重ねが、心に少しずつ余裕を生み出してくれます。
では、何から始めたらいいのでしょうか。
① 自分の傾向を知って、責めるのをやめる
例えば、誰かに頼まれごとをされたとき。
本当は疲れているのに、つい「大丈夫です」と答えてしまう。
そして、あとから「どうして断れなかったんだろう」と自分を責める。
そんな経験はありませんか。
でも、断れなかった自分を責めなくていいのです。
まずは、
「私は嫌われるのが怖かったんだな」
「断ったら相手をがっかりさせると思ったんだな」
そうやって、自分の気持ちに気づいてあげること。
気づけるようになると、次は少し違う選択ができるかもしれません。
自分を変えようとする前に、自分を理解してあげる。
そこから始めていいのです。
② 自分と相手の間に、やさしい境界線を引く
誰かが困っていたら、放っておけない。
相手が不機嫌だと、自分が何とかしなければと思ってしまう。
そんなふうに、いつの間にか他人の問題まで背負っていませんか。
でも、相手を大切にすることと、相手のすべてを引き受けることは違います。
「今日は疲れているから、また今度ね」
「そこまでは、私にはできないな」
そんな言葉を口にすることは、決して冷たいことではありません。
自分の気持ちも、相手の気持ちも大切にするための境界線です。
誰かを大切にするように、自分のことも大切にしていい。
少しずつ、自分のための心の余白をつくっていきましょう。
③ 一人で頑張り続けなくてもいい
アダルトチルドレンの方の中には、子どもの頃から、
「人に迷惑をかけてはいけない」
「自分のことは自分で何とかしなければ」
そんな思いで頑張ってきた方もいます。
だから、苦しいときほど誰にも頼れない。
本当は助けてほしいのに、「これくらい自分で何とかしなくちゃ」と思ってしまう。
でも、つらいときに誰かを頼ることは、弱さではありません。
信頼できる人に話してみる。
必要なときには、カウンセラーなどの専門家に相談してみる。
それも、自分を大切にする選択のひとつです。
もう、一人で全部抱えなくてもいいのです。
④ 小さな幸せを、自分に許してあげる
幸せというと、何か大きなことを思い浮かべるかもしれません。
理想の仕事に就くこと。
素敵なパートナーと出会うこと。
誰からも認められること。
もちろん、それも幸せの形です。
でも、幸せはもっと身近なところにもあります。

温かいお茶を飲んで、ほっとする時間。
好きな音楽を聴きながら過ごす午後。
今日は無理をせず、早めに休もうと決められた夜。
そんな小さな時間を、自分に許してあげること。
誰かの期待に応えるためではなく、自分が心地よいと感じる時間を大切にすること。
幸せは、誰かに認めてもらって初めて手に入るものではありません。
あなた自身が感じていいものなのです。
幸せになるために、完璧な自分を目指さなくていい
人の顔色を気にしてしまう日があってもいい。
また断れなかったと落ち込む日があってもいい。
昨日はできたことが、今日はできなくてもいい。
そんな自分を「やっぱりダメだ」と責めるのではなく、
「今日は、そんな日だったんだね」
と受け止めてあげる。
生きづらさがすべてなくなってから、幸せになるのではありません。
生きづらさを抱えた今の自分にも、幸せになることを許してあげてほしいのです。
私は、アダルトチルドレンであっても、幸せになれると思っています。
そして、もうひとつ。
これまでの経験があるからこそ、気づける幸せもあるのではないでしょうか。
そのお話は、次回に続きます。
次回:「アダルトチルドレンだから、幸せになれる」
