他人軸の人生と自分軸の人生——どちらが幸せ?

「親に認めてもらいたかった」
「誰かに褒めてもらえると、安心する」
「人からどう思われるかが気になって、自分の気持ちを後回しにしてしまう」

そんな経験はありませんか?

人から認められることは、嬉しいものです。
でも、誰かの評価によって自分の価値まで決まってしまうとしたら、少し苦しくなってしまいますよね。

他人軸と自分軸の違いは、誰の評価を基準にして、自分の人生を選んでいるかということ。

今日は、ひとつの出来事を例に考えてみましょう。

同じ「受験に失敗した」という出来事でも

一生懸命勉強して、挑戦した受験。
でも、結果は不合格でした。

悔しい。
悲しい。
頑張ってきた分だけ、落ち込むこともあるでしょう。

その気持ちは、他人軸でも自分軸でも同じように感じるものです。
違いが表れやすいのは、そのあとです。

他人軸の人生

「親をがっかりさせてしまった」
「周りの友達は合格したのに、私はダメだった」
「こんな結果では、誰にも認めてもらえない」

受験の結果だけでなく、周囲からどう思われるかが気になってしまいます。

そして、いつの間にか、
「合格できなかった私は、価値のない人間だ」
と、自分自身を否定してしまうのです。

自分軸の人生

「本当に悔しい」
「頑張ったのに、結果が出なかった」
悲しさも、悔しさもあります。

でも、少し落ち着いてから、こんなふうに考えることができます。

「私は、どうしてこの学校に行きたかったんだろう?」
「これから、どうしたいんだろう?」
「もう一度挑戦したい? それとも別の道を考えたい?」

周囲の期待ではなく、自分の希望を確かめながら、次の選択を考えていくのです。

自分軸で生きる人も、失敗すれば傷つきます。

ただ、失敗したときに、自分の価値まで否定しなくてもいいと考えられるのです。

アダルトチルドレンの方が、他人軸になりやすい理由

子どもの頃、こんな経験はありませんでしたか?

テストでよい点数を取ると、親が喜んでくれた。
親の言うことを聞くと、褒めてもらえた。
反対に、失敗すると厳しく叱られた。
自分の意見を言うと、否定された。

そんな経験が繰り返されると、子どもは少しずつ、
「どうすれば認めてもらえるだろう」
「何をすれば怒られずに済むだろう」
と考えるようになることがあります。

自分が何をしたいかよりも、親が何を望んでいるか。
自分がどう感じるかよりも、親がどう評価するか。
そうして身につけた生き方が、大人になってからも続いていることがあります。

アダルトチルドレンの方の中には、こうした経験から、他人の評価を気にしすぎてしまう方もいます。

でも、ここで考えてみてほしいのです。
子どもの頃に必要だった生き方が、大人になった今も必要とは限りません。

その人生のものさしは、誰が決めたのでしょうか?

「人より優秀でなければいけない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
「親の期待に応えなければいけない」

そんな考え方を、当たり前だと思ってきた方もいるかもしれません。

私は、こうした子どもの頃の環境の中で身につけた考え方を、「借り物のルール」と呼んでいます。

例えば、
「よい学校に入れば、幸せになれる」
「安定した仕事に就けば、立派な人間になれる」
「結婚して家庭を持つことが、幸せな人生だ」

こうした価値観が、あなた自身の望みと一致しているなら、大切にしていいのです。

でも、もし、
「本当は違う道に進みたかった」
「周りの期待に応えるために選んできた」
と感じているなら……。

そのルールは、本当にあなたが選んだものでしょうか?

誰かに教えられた幸せと、自分が心から望む幸せは、必ずしも同じではありません。

他人軸と自分軸、5つの場面で比べてみましょう

① 仕事で失敗したとき

他人軸
「上司に能力がないと思われた。私はダメな人間だ」

自分軸
「失敗は悔しい。でも、次にどう改善できるか考えてみよう」

② 友人に誘われたとき

他人軸
「本当は疲れているけれど、断ったら嫌われるかもしれない」

自分軸
「今日は休みたいから、また別の日に誘ってもらおう」

③ 親に意見を否定されたとき

他人軸
「親が反対するなら、私の考えが間違っているのかな」

自分軸
「親はそう考えるんだね。でも、私はどうしたいんだろう?」

④ 周りの人と比べてしまったとき

他人軸
「あの人は結婚しているのに、私はまだ何もできていない」

自分軸
「あの人にはあの人の人生がある。私は、どんな毎日を送りたいかな?」

⑤ 自分で何かを決めるとき

他人軸
「どちらを選べば、みんなに認めてもらえるだろう?」

自分軸
「どちらを選ぶと、私は納得できるだろう?」

こうして比べてみると、自分軸とは、決してわがままになることではないとわかります。

人の意見を聞かなくなることでもありません。
周りの人の考えを尊重しながら、自分の気持ちも同じように大切にすること。

それが、自分軸で生きるということなのだと思います。

自分軸で生きるために、今日からできること

長い間、周りの期待に応えながら生きてきた方にとって、
「あなたはどうしたい?」
という質問は、意外と難しいものかもしれません。

自分の気持ちを考える前に、
「相手はどう思うかな?」

という言葉が浮かんでしまうこともあるでしょう。

そんなときは、いきなり大きな決断をしなくても大丈夫。

まずは、日常の小さな選択から始めてみてください。

例えば、休日の過ごし方。
「家族が喜ぶから」
「友達に誘われたから」
と決める前に、

「今日は、私は何をしたい?」
と、自分に聞いてみる。

食事のお店を選ぶときも、
「みんなは何が食べたいかな?」
と考える前に、

「私は何が食べたいかな?」
と、少しだけ自分の希望を確かめてみる。

そして、自分の希望が相手と違っていても、
「私はこう思っているんだね」
と、その気持ちを否定せずに受け止めてみてください。

すべて自分の希望どおりにする必要はありません。

大切なのは、自分の気持ちを知ったうえで、どうするかを選べることです。

幸せのものさしを、自分の手に取り戻す

他人軸で生きてきた方は、これまでたくさんの期待に応えてきたのかもしれません。

親の期待。
先生の評価。
職場での役割。
家族や友人から求められる自分。

その中で、自分が本当に望んでいることを、後回しにしてきたこともあるでしょう。

でも、これから先の人生まで、誰かの期待を基準に選び続けなくてもいいのです。

人から認められることが幸せな日もある。
自分の好きなことに夢中になれる時間が幸せな日もある。
誰かと過ごすことが嬉しい日もあれば、一人で静かに過ごすことが心地よい日もある。

幸せの形は、人によって違います。

そして、同じ人でも、年齢や環境によって変わっていくものです。
誰かにとっての正解が、あなたにとっての幸せとは限りません。

これまで「こうしなければ」と思ってきたことを、少しずつ見直してみませんか。

借り物のルールではなく、自分で選んだ価値観で生きていく。
その先には、今まで気づかなかった、自分らしい幸せが待っているかもしれません。

あなたの人生のものさしは、あなたが持っていていいのです。

アダルトチルドレンの方の中には、長い間、周りの期待に応えることを優先してきたために、自分が何を望んでいるのかわからなくなっている方もいます。

カウンセリングでは、これまで当たり前だと思ってきた考え方を一緒に振り返りながら、自分にとって心地よい生き方を探していきます。

まずは、あなたのお話を聞かせてください。

自分を味方に、わたしを大好きになる
つむぐ🍀こころLab

お試しカウンセリングは
こちらから ▶▶


友だち追加