毒親に育てられたあなたが、自分を大切にするために始める「自分との対話」

「どうして私は、こんなに生きづらいんだろう」
「親のせいにしてはいけない。でも、やっぱり苦しい」
「自分を大切にしたいのに、どうすればいいのかわからない」

そんな思いを抱えていませんか?

もし、子どもの頃から親の顔色をうかがい、自分の気持ちを後回しにしてきたのなら……。

その生きづらさには、自分を守るために身につけた「借り物のルール」が関係しているのかもしれません。

自分の気持ちがわからなくなってしまう理由

カウンセリングの中でも、こんな言葉を耳にすることがあります。

「自分を大切にしたい気持ちはあるんです。でも、どうすればいいのかわからなくて……」
「ずっと親の顔色を見てきたから、自分がどうしたいのかさえわからないんです」

子どもの頃、親の機嫌によって家庭の空気が変わったり、自分の気持ちを伝えても否定されたりする環境にいたら、どうでしょう。

「怒らせないようにしなければ」
「自分の気持ちは我慢しなければ」
「親の期待に応えなければ」
そんなルールを、知らず知らずのうちに身につけることがあります。

私は、これを「借り物のルール」と呼んでいます。

それは、生まれつきの性格ではなく、育ってきた環境の中で、自分を守るために覚えた生き方なのかもしれません。

あの頃は、そうすることで自分を守ってきた。
でも、大人になった今も、そのルールを守り続けているとしたら……。

誰かに頼まれると断れない。
嫌なことがあっても笑ってしまう。
自分の気持ちより、相手の機嫌を優先してしまう。

そして、いつの間にか、
「私は本当はどうしたいんだろう?」
という、自分自身の声が聞こえにくくなってしまうのです。

自分を大切にする第一歩は「自分との対話」

「自分を大切にしましょう」
そう言われても、何をすればいいのかわからないことがありますよね。

好きなことをする。
自分の時間をつくる。

もちろん、それも大切なことです。

でも、私がまずおすすめしたいのは、もっと小さなこと。
自分の気持ちに気づいて、その気持ちを否定せずに受け止めてあげること。

つまり、「自分との対話」を始めることです。

例えば、
「本当は嫌だった」
「悲しかった」
「悔しかった」
そんな気持ちが浮かんできたとき、

「こんなことで怒っちゃダメ」
「私が気にしすぎなのかな」
と、打ち消してしまうことはありませんか?

それも、かつて身につけた借り物のルールが働いているのかもしれません。

でも、感情そのものに、よい・悪いはありません。
怒りも、悲しみも、寂しさも。
どんな感情も、感じていいのです。

感情は、今の自分が何を感じ、何を大切にしたいのかに気づくための手がかりになります。

まずは、自分の心の声を聞いてみましょう

例えば、仕事で誰かに頼みごとをされたとき。
本当は忙しかったのに、断れずに「大丈夫です」と答えてしまった。

そんな場面を思い出してみてください。
そのとき、心の中ではどんなことを感じていたでしょうか。

小さな「自分との対話」ワーク

心の声①
「本当は、しんどかった」

自分への返事
「そうだったんだね。無理していたんだね」

心の声②
「断ったら嫌われると思って、怖かった」

自分への返事
「怖かったんだね。今までずっと、そうやって頑張ってきたんだね」

心の声③
「私の気持ちを伝えてもよかったのかな?」

自分への返事
「もちろん、よかったんだよ。あなたの気持ちも大切にしていいんだよ」

どうでしょう。

自分にこんな言葉をかけることに、少し照れくささや違和感があるかもしれません。
でも、それでいいのです。

誰かに話す必要もありません。
紙に書いてもいいし、心の中でつぶやくだけでも大丈夫。

最初は、ただ、
「ああ、私は嫌だったんだな」
と気づくだけでも十分です。

借り物のルールは、今の自分に合わせて選び直せる

子どもの頃は、親の顔色を見ながら生きることが、自分を守る方法だったのかもしれません。

でも、今のあなたは、少しずつ違う生き方を選んでいくことができます。

「我慢しなければいけない」から、
「私の気持ちも大切にしていい」へ。

「怒ってはいけない」から、
「怒りを感じてもいい」へ。

「人の期待に応えなければ価値がない」から、
「何かができなくても、私には価値がある」へ。

もちろん、長い間守ってきたルールですから、すぐに変わらなくても大丈夫。

自分の気持ちがわからない日もあるでしょう。
また我慢してしまう日もあるかもしれません。

そんなときこそ、
「またできなかった」
と自分を責めるのではなく、

「今までずっと、こうして自分を守ってきたんだね」
と声をかけてあげてほしいのです。

できる自分も、できない自分も、これが私。
そう思えることも、自分を大切にする一歩になります。

これからは、自分を味方にして生きていこう

親との関係で傷ついた過去を、無理に許す必要はありません。
親を責める気持ちが出てきても、その感情まで否定しなくていいのです。

大切なのは、過去に何があったのかを理解しながら、これからの自分をどう大切にしていくか。

そのために、まずは自分に問いかけてみてください。
「今の私は、どう感じている?」
「本当は、どうしたかった?」

すぐに答えが出なくても構いません。

自分の心に耳を傾ける時間を、少しずつ増やしていきましょう。

これまで、周りの人の気持ちを一生懸命考えてきたあなた。
これからは、その優しさを自分にも向けてあげてください。

あなたは、もう自分の気持ちを後回しにし続けなくていいのです。

カウンセリングでは、今の生きづらさにつながっている思いや「借り物のルール」を、一緒に見つめていきます。

無理に答えを出す必要はありません。
あなたのペースで、自分の気持ちを少しずつ取り戻していきましょう。

自分を味方に、わたしを大好きになる。
つむぐ🍀こころLab

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