「明日の出勤が怖い」と感じているあなたへ


周りの目が気になる理由と、心の守り方

日曜日の夕方になると、気持ちが重くなる。
明日の仕事を考えただけで、胸がざわざわする。

「また何か言われるんじゃないか」
「ミスをして、仕事ができない人だと思われたらどうしよう」

そんなことが頭から離れず、会社に行くのが怖くなってしまう。
あなたにも、そんな経験はありませんか。

以前、クライアントさんからこんな質問をいただきました。
「周りの目が気になりすぎて、ミスをするのが怖いです。どうすればいいですか?」

この方は、仕事をきちんとこなそうとするほど緊張して、職場にいるだけで疲れてしまうと話してくださいました。

でも、私はまず、こうお伝えしたいのです。
「怖がっている自分」を、責めなくていいんですよ。

なぜ、周りの目がこんなに怖いの?

誰かが少し不機嫌そうにしているだけで、「私が何かしたのかな」と考えてしまう。
上司に名前を呼ばれると、何か失敗したのではないかとドキッとする。
同僚同士が話していると、自分のことを言われているような気がする。

そんなふうに、いつも周りの反応に気を張っていませんか。

アダルトチルドレンとして育ってきた方の中には、子どもの頃から親の機嫌をうかがいながら過ごしてきた人もいます。

「怒らせないようにしなければ」
「失敗したら嫌われる」
「ちゃんとしていないと認めてもらえない」

そうやって、自分を守るために周囲の反応を確かめることが習慣になっていたのかもしれません。
そして大人になっても、職場で同じように緊張してしまうことがあります。

目の前の人が怖いだけではなく、過去に感じた怖さが、今の不安に重なっている場合もあるのです。

緊張しているのは、自分を守ろうとしているから

人は、危険や失敗の可能性を感じると、自然と体が緊張します。
心臓がドキドキする。
頭が真っ白になる。
言いたいことが出てこなくなる。

それは、必ずしもあなたが弱いからではありません。
心や体が、自分を守ろうとしている反応でもあります。

だから、緊張している自分に気づいたときは、
「また緊張してしまった」
「どうして私は普通にできないんだろう」
と責める代わりに、

「ああ、私は今、怖いと感じているんだね」
そう声をかけてみてください。

怖さを無理になくそうとしなくてもいいのです。
まずは、自分の気持ちに気づいてあげることから始めましょう。

「仕事ができない人だと思われるのが怖い」と話したAさん

以前、転職先の職場になかなかなじめず、周りの視線が怖いと相談に来られたAさんがいました。
中途採用だったこともあり、早く仕事を覚えて、周囲に認めてもらいたいという思いが強かったそうです。

でも、職場ではいつも、
「変な人だと思われていないかな」
「仕事ができないと思われたらどうしよう」
と不安になり、周りの表情や反応が気になっていました。

Aさんは、仕事を一生懸命に覚えようとしていました。
それでも、自分がうまくできなかったところばかり目についてしまうのです。

そこで、まず取り組んだのは、怖さをなくそうとすることではありませんでした。
「怖かったんだね」と、自分の気持ちを認めてあげること。

そして、できなかったことだけではなく、今日できたことにも目を向けていきました。

少しずつ、自分への見方が変わっていく中で、Aさんの緊張も和らぎ、職場で冗談を言えるようになっていきました。
大切なのは、完璧な自分になることではなく、失敗する自分も受け止められるようになることだったのです。

明日の出勤が怖いとき、試してほしい3つのこと

① 「怖い」と感じている自分を否定しない

まずは、
「私は今、仕事に行くのが怖いんだね」
と、自分の気持ちをそのまま認めてあげてください。

怖がってはいけない、と思わなくて大丈夫。
気持ちを否定することに、さらに力を使わなくてもいいのです。

② 事実と想像を分けてみる

例えば、上司が不機嫌そうだったとき。
「きっと私に怒っているんだ」
そう思ったとしても、それはまだ確かめられていないことかもしれません。

上司が不機嫌そうに見えたことは事実。
でも、それが自分のせいだというのは、想像かもしれません。
もちろん、実際に厳しい言葉を向けられている場合は別です。

そのときは、無理に自分の受け取り方を変えようとする必要はありません。
自分の不安から生まれた想像なのか、実際に起きていることなのか。

少しずつ分けて考えてみましょう。

③ 「ちゃんとしなければ」を少し緩めてみる

「ミスをしてはいけない」
「いつも笑顔でいなければ」
「周りに迷惑をかけてはいけない」
そんな思いで、一日中頑張り続けていませんか。

でも、誰だって失敗することはあります。
わからないことを質問してもいい。
疲れているときは、無理に明るく振る舞わなくてもいい。
必要なときには、誰かに助けを求めてもいいのです。

仕事をきちんとすることと、自分を追い詰めることは違います。
少しずつ、自分に許せることを増やしていきましょう。

明日も、完璧な自分でなくていい

職場で周りの目が気になるのは、あなたがこれまで人との関係を大切にしようとしてきたからかもしれません。
でも、そのために自分の気持ちをずっと後回しにしてきたのなら、これからは少しずつ変えていきませんか。

誰かの機嫌が悪くても、全部自分の責任だと思わなくていい。
ミスをしても、自分の価値まで否定しなくていい。
うまく話せない日があっても、そんな自分を責めなくていい。

そして、もし職場でのつらさが大きく、心や体に負担がかかっているのなら、無理をして出勤し続けることだけが正解ではありません。
休むことや、信頼できる人、専門家に相談することも、自分を守るための大切な選択です。

怖い気持ちを抱えながら、これまで頑張ってきたあなた。
もう、自分にまで厳しくしなくていいのです。

「明日も完璧に頑張ろう」ではなく、
「明日は、少しだけ自分に優しくしてみよう」
そう思える日が、少しずつ増えていきますように。

自分を味方に、わたしを大好きになる
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