昨日まで普通に話していたのに、突然、連絡が取れなくなった。
LINEを送っても既読にならない。
電話にも出てもらえない。
気づけば、SNSもブロックされていた。
「どうして?」
「私、何か悪いことをした?」
何度もこれまでの会話を思い返して、理由を探してしまう。
信頼していた人であればあるほど、そのショックは大きいものです。
そして、いつの間にか相手を失った悲しみよりも、「私が悪かったんだ」という自分への責めが強くなっていませんか。
でも、ひとつだけ覚えていてほしいことがあります。
誰かに絶縁されたからといって、あなた自身の価値がなくなったわけではありません。
なぜ、絶縁されると自分を責めてしまうの?
アダルトチルドレンとして育ってきた方の中には、子どもの頃から親の顔色をうかがいながら過ごしてきた方がいます。
親が不機嫌になると、
「私が何か悪いことをしたのかな」
「もっといい子にしていれば、怒られなかったのかな」
そんなふうに、自分に原因を探してきたのかもしれません。
だから大人になってからも、誰かが離れていくと、真っ先に自分を責めてしまう。
「私の言い方が悪かった?」
「もっと気を遣えばよかった?」
「やっぱり私は、人から嫌われる人間なんだ」
でも、それは事実でしょうか。
それとも、子どもの頃から繰り返してきた考え方でしょうか。
相手が離れていったことと、自分に価値がないことは、まったく別の話なのです。
絶縁された理由を、全部自分のせいにしなくていい
人間関係が終わる理由は、ひとつとは限りません。
お互いの価値観が変わったのかもしれない。
何かの行き違いがあったのかもしれない。
相手が距離を置きたいと感じる事情があったのかもしれません。
もちろん、自分の言動を振り返ることが必要な場合もあります。
でも、理由がわからないまま、自分だけを悪者にする必要はないのです。
例えば、友人から突然連絡を断たれたとき。
「きっと私が重たかったんだ」
そう思ったとしても、それはあなたの想像であって、確かめられた事実ではありません。
わからないことまで、自分のせいにしなくていい。
まずは、そのことを心に留めておいてほしいのです。
相手の気持ちまで、背負わなくていい
相手が何を考え、どんな理由で関係を終わらせたのか。
それは、あなたにはわからないこともあります。
どうしても理由を知りたくなるでしょう。
誤解があるなら解きたい。
もう一度、話し合いたい。
そう思うのは自然なことです。
でも、相手が関わることを望んでいないのであれば、その意思を尊重することも必要です。
どれだけ考えても、相手の気持ちを変えられないことがあります。
だからといって、あなたが何もできなかった人間だということではありません。
相手の選択は相手のもの。自分の価値は、相手の選択によって決まるものではありません。
相手の気持ちを何とかしようとすることから、少しずつ自分の心を守ることへ。
向ける意識を変えていきましょう。
傷ついた自分に、何をしてあげられるだろう
絶縁された悲しみは、すぐに消えるものではありません。
何年も続いた関係なら、なおさらです。

楽しかった思い出が浮かんできたり、何気ない瞬間に寂しさが込み上げてきたり。
そんなとき、無理に忘れようとしなくていいのです。
まずは、
「私は、悲しかったんだね」
「本当は、もっと仲良くしていたかったんだね」
「理由もわからなくて、つらかったね」
そうやって、自分の気持ちを受け止めてみてください。
そして、少し落ち着いたら、自分のためにできる小さなことを探してみましょう。
今日は、好きなものを食べる。
気持ちをノートに書いてみる。
安心できる人に話してみる。
相手のSNSを何度も確認してしまうなら、少し離れてみる。
大きく変わろうとしなくて大丈夫。
誰かに大切にされなかったと感じるときこそ、自分だけは自分を粗末にしないでほしいのです。
誰かとの関係が終わっても、あなたの人生は続いていく
信頼していた人との関係が終わることは、悲しいことです。
簡単に割り切れるものでもありません。
でも、その人との関係が終わったからといって、あなたの人生まで終わるわけではないのです。
一緒に笑った時間も、楽しかった思い出も、すべてなかったことにする必要はありません。
その関係の中で感じた喜びも、傷ついた気持ちも、あなたの人生の一部です。
そして、これから先には、まだ出会っていない人も、経験していない時間もあります。
今は、そんな未来を想像できなくても大丈夫。
焦って立ち直ろうとしなくていいのです。
ただ、ひとつだけ。
誰かがあなたから離れていっても、あなたまで自分を見捨てないでください。
これまで相手の気持ちを一生懸命考えてきたのなら、これからは自分の気持ちにも耳を傾けてあげてほしい。
「私は、本当はどうしたかったんだろう」
「これから、どんな人間関係を大切にしていきたいんだろう」
少しずつ、自分の気持ちを取り戻していく。
その積み重ねが、これからの人間関係を変えていくきっかけになるかもしれません。
誰かに選ばれなかった自分を責めるのではなく、これからは自分が自分を大切にする。
自分を味方に、わたしを大好きになる
つむぐこころLab
