「好き」と言われても、どこか信じられない
「好きだよ」
そう言ってもらえたときは、嬉しい。
でも、しばらくすると不安になる。
「本当に私のことが好きなのかな?」
「いつか気持ちが変わってしまうんじゃないかな?」
LINEの返信が遅いだけで、何度もスマホを確認してしまう。
相手の機嫌が悪そうだと、
「私、何かしたかな?」
と、理由を探してしまう。
そして、嫌われないように、もっと優しくしようとする。
もっと尽くそうとする。
気づけば、相手のことばかり考えている。
こんなに好きなはずなのに、どうして恋愛が苦しいのでしょうか。
今日は、アダルトチルドレンと恋愛の関係について、少し違う角度から考えてみたいと思います。
恋愛の中で、いつも「選ばれる側」になっていませんか?
例えば、恋人から突然、
「今週末、会える?」
と連絡が来たとします。
本当は友人との約束がある。
でも、断ったらがっかりされるかもしれない。
会えない間に、気持ちが離れてしまうかもしれない。
そう思うと、
「大丈夫! 会えるよ」
と返事をしてしまう。
友人との約束を変更して、恋人の予定に合わせる。
相手は喜んでくれた。
それなのに、心のどこかに小さなモヤモヤが残る。
本当は、友人との約束も大切にしたかった。
でも、その気持ちを口にできなかった。
こんな経験はありませんか?
ここで考えてみてほしいのです。
あなたは今、「この人と一緒にいたい」と思って行動していますか?
それとも、
「この人に嫌われたくない」と思って行動していますか?
似ているようで、この2つは少し違います。
前者は、自分の気持ちから始まる行動。
後者は、相手の反応への不安から始まる行動です。
もちろん、恋愛では誰でも嫌われたくないと思うものです。
ただ、その不安が強くなりすぎると、自分がどうしたいのかが見えなくなってしまうことがあります。
アダルトチルドレンが「選ばれること」を大切にしてしまう理由
子どもの頃、親の顔色を見ながら過ごしてきた方の中には、大人になってからも相手の反応を気にしやすい方がいます。
例えば、
親が喜ぶことをすれば、褒めてもらえた。
親の期待に応えられないと、がっかりされた。
自分の気持ちを伝えると、否定された。
そんな経験を重ねるうちに、
「相手が喜ぶことをしなければ」
「嫌われないようにしなければ」
という考え方が身につくことがあります。
そして、その考え方が恋愛の中にも表れる場合があるのです。
相手に合わせる。
自分の希望を後回しにする。
不安になっても、重たいと思われたくなくて言えない。
そのうち、恋愛の目的が、
「二人で幸せになること」から「相手に嫌われないこと」へ
少しずつ変わってしまうことがあります。
でも、恋愛は、どちらか一方が選ばれるために頑張り続けるものではありません。
あなたにも、相手を選ぶ権利があります。
そして、どんな関係を築きたいかを考える権利もあるのです。
「好きだから離れられない」と「一人になるのが怖くて離れられない」
ここは、少し丁寧に考えてみたいところです。
恋人と一緒にいたいと思うことは、自然な気持ちです。
寂しいと感じることも、決して悪いことではありません。
でも、もし恋愛の中で我慢することが増えているなら、こんな問いを自分に向けてみてください。
「私は、この人といるときの自分が好きかな?」
相手のことが好きかどうかだけでなく、
その人と一緒にいるとき、自分はどんな気持ちで過ごしているのか。
安心して笑えている?
嫌なことを嫌だと言える?
自分の予定や友人との時間も大切にできている?
それとも、いつも相手の機嫌を気にしている?
言いたいことを飲み込んでいる?
一人になるのが怖くて、無理を重ねている?
ここで大切なのは、すぐに別れるかどうかを決めることではありません。
相手を失いたくない気持ちの中で、自分自身を見失っていないか。
そこに気づくことです。
自分を大切にする恋愛は、わがままではありません
「自分の気持ちを優先したら、相手が離れていくかもしれない」
そう感じる方もいるでしょう。
特に、子どもの頃から人に合わせることが当たり前だった方にとって、自分の希望を伝えることは勇気がいるものです。
でも、自分を大切にすることと、相手を大切にすることは、対立するものではありません。
例えば、
「今週末は友達との約束があるから、来週会いたいな」
と伝える。
「その言い方は、少し悲しかった」
と、自分の気持ちを話す。

「今日は疲れているから、ゆっくり休みたい」
と、自分の時間を守る。
そんな小さな行動も、自分を大切にすることにつながります。
もちろん、相手にも都合や気持ちがあります。
だからこそ、お互いの希望を伝え合いながら、二人にとって心地よい関係を探していくのです。
どちらかが我慢し続けなければ成り立たない関係と、お互いを尊重できる関係は違います。
あなたが本音を伝えたとき、相手がどう受け止めるのか。
それも、これからの関係を考えるための大切な手がかりになります。
今日からできる「自分で選ぶ恋愛」の小さな練習
いきなり恋愛の仕方を変えようとしなくても大丈夫です。
まずは、相手の反応が気になったときに、一度だけ自分に聞いてみてください。
「私は、本当はどうしたい?」
例えば、恋人から連絡が来たとき。
すぐに返信しなければ嫌われると思ったら、
「私は今、返信したいのかな?」
と考えてみる。
会いたいと言われたとき。
断ったら嫌われると思ったら、
「私は今、本当に会いたいのかな?」
と考えてみる。
相手に何かを頼まれたとき。
引き受けなければ愛されないと思ったら、
「私は、これを無理なくできるかな?」
と考えてみる。
その答えを、すぐに相手へ伝えられなくても構いません。
最初は、自分の気持ちに気づくだけでもいいのです。
これまでずっと相手の気持ちを優先してきた方にとって、自分の気持ちを確かめることは、慣れない作業かもしれません。
でも、少しずつ、
「私はこうしたい」
「私はこれは嫌だな」
「私はこんな関係が心地いい」
という感覚が見えてくると、恋愛の中での選択も変わっていく可能性があります。
「愛されるかどうか」だけでなく、「私は幸せかどうか」
恋愛をしていると、つい相手の気持ちばかり気になってしまうことがあります。
「私のこと、好きかな?」
「ずっと一緒にいてくれるかな?」
「嫌われていないかな?」
でも、これからはもうひとつ、問いを増やしてみませんか。
「私は、この恋愛の中で幸せを感じているかな?」
相手に愛されることは、もちろん嬉しいことです。
でも、あなた自身が安心できない関係なら、その苦しさにも目を向けてほしいのです。
恋愛は、相手に選んでもらうためだけのものではありません。
あなた自身も、相手を知り、関係を確かめ、自分にとって大切なものを選んでいくことができます。
「好きと言ってもらえる私」よりも、「自分の気持ちを大切にできる私」へ。
そんな変化が、これまでとは違う恋愛につながっていくのかもしれません。
自分を味方に、恋をしよう
何度も不安になる恋愛を繰り返してきたとしても、これからも同じ恋愛しかできないと決まっているわけではありません。
大切なのは、不安を感じなくなることではなく、不安になったときに自分の気持ちを置き去りにしないこと。
「嫌われたくない」
という気持ちの奥に、
「本当は、安心して愛し合いたい」
という願いがあるのかもしれません。
その願いを、どうか大切にしてください。
愛されるために自分を失うのではなく、自分を大切にしながら誰かを愛する。
そんな恋愛を、これから少しずつ選んでいきませんか。
いつも相手に合わせてしまう。
嫌われることが怖くて、本音が言えない。
そんな恋愛を繰り返しているとしたら、子どもの頃から身につけてきた考え方が関係しているのかもしれません。
カウンセリングでは、恋愛の中で感じる不安や、自分の気持ちを後回しにしてしまう背景を、一緒に整理していきます。
「相手はどう思うだろう?」ではなく、「私はどうしたい?」
その問いを大切にできる恋愛を、一緒に探していきませんか。
まずは、あなたのお話を聞かせてください。
自分を味方に、わたしを大好きになる
つむぐ🍀こころLab
